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電気工事士2種はやめとけ?現場で見える3つの課題と給与の実態

電気工事士2種を取得したものの、「思った以上にきつい」「給与が低い」「このまま続けていいのか」と迷っていませんか。ネットで「電気工事士2種 やめとけ」と検索する方の多くは、資格取得直後や実務1年目で現実とのギャップに直面している傾向があります。本記事では、業界で語られる「やめとけ」の背景を給与相場・身体負荷・学習曲線の3軸で整理し、続ける人と辞める人の適性の違い、キャリア判断の軸まで、茨城県下妻市を拠点に電気工事を手掛ける立場から一般的な情報として整理します。

電気工事士2種『やめとけ』と言われる3つの現実

電気工事士2種が「やめとけ」と言われる背景には、初年度の手取りが16〜20万円台にとどまりやすいこと、3年目までは基礎作業が中心になること、資格取得後も現場スキルの習得に時間を要することがあります。

「電気工事士2種はやめとけ」というフレーズは、SNSや掲示板でよく目にする言葉です。しかし、その多くは「給与が上がらない」「単純作業ばかり」「先輩が厳しい」といった、資格取得後1〜3年の若手層の声に集中しています。つまり、資格そのものが悪いのではなく、資格取得後に待っている「現場のリアル」と、受験勉強中に抱いていた期待との落差が「やめとけ」という言葉に凝縮されているのです。

とはいえ、この落差は事前に知っておけば大幅に緩和できるものでもあります。まずは業界で一般的とされる給与と業務の段階を、経験年数別に整理しておきましょう。

年目 主な業務 月収目安(手取り) 習得課題
1〜2年目 配管・配線据付、道具運搬 16〜20万円 基本ルール・道具の名称定着
3〜4年目 分電盤結線、器具取付 22〜26万円 図面読解・段取り
5年目以降 複雑配線・後輩指導 26〜32万円 現場管理・工程調整

※上記は業界の一般的な目安であり、地域・会社・工事種別で幅があります。

新人時代の給与が予想外に低い理由

新人時代の給与構造は、多くの会社で「基本給+資格手当+現場手当」の組み合わせになっています。基本給15万円台に手当を数万円上乗せする形が一般的で、賞与は会社の業績や個人の現場貢献度に大きく左右されます。さらに、都市部と地方では基本給に2〜3万円の差が出ることも珍しくありません。

また、資格を取ったばかりの段階では、危険を伴う結線作業や活線作業を任されないため、現場での付加価値がまだ十分に評価されにくいという構造もあります。給与が上がるタイミングは「一人で図面を読み、段取りを組めるようになった時」であり、その時期は概ね3年目以降です。

資格取得後も『物知り』扱いにならない現実

電気工事士2種の筆記試験合格は、法令・理論・配線図の基礎知識を証明するものですが、それがそのまま現場スキルにつながるわけではありません。実際の現場では、狭い天井裏でのケーブル敷設、既存建物での配線経路の読み解き、他業種との段取り調整など、教科書には載っていない判断が連続します。

そのため、資格取得直後は「知識はあるが手が動かない」状態が続き、先輩からの指導も座学的な知識ではなく、体の動かし方や道具の使い方に集中します。この段階で「自分は資格保有者なのに雑務ばかり」と感じてしまうと、モチベーションの維持が難しくなります。当社の業務内容や現場の雰囲気については、業務内容・施工事例はこちらもご参照ください。また、キャリアに関するご相談はお問い合わせはこちらから承っております。

身体と精神の負担|続かない人の共通点

電気工事士2種の仕事は、真夏の天井裏で体感40℃を超える環境、真冬の屋外配線での寒風にさらされる作業が常態化しやすく、20代で乗り切れても30代で腰痛や膝の痛みが出始める方が多い傾向にあります。

「電気工事は屋内作業だから楽」というイメージを持って入職する方もいますが、実際は住宅の新築現場、店舗改装、屋外の引き込み工事、太陽光パネル関連など、屋外・半屋外の作業が想像以上に多いのが実情です。特に夏場の分電盤工事は、狭所での姿勢維持と高温の掛け合わせで、体力の消耗が大きくなります。

季節・環境別の現場の過酷さ

茨城県下妻市や筑西市など、夏冬の寒暖差が大きい地域では、季節ごとの現場負荷の差が顕著です。真夏の戸建て天井裏は屋根からの輻射熱で40℃を超えることも珍しくなく、こまめな水分補給と休憩が欠かせません。一方、真冬の屋外配線工事は、指先の感覚が鈍り、細かな結線作業の精度に影響する場面もあります。

加えて、雨天中止となる工事も一定数あり、天候によって稼働日数が変動する点も、心理的な不安につながりやすい部分です。作業服・防寒着・空調服など、装備で軽減できる部分もありますが、体力そのものは装備では代替できません。

年代別の身体の変化と適応期間

20代のうちは体力と回復力で乗り切れる方が多いものの、30代に入ると腰痛・膝痛・肩こりといった慢性的な不調を訴える方が増えてきます。40代以降も現場の第一線で活躍する方はいますが、その多くは若い頃から体のケアを習慣化し、無理な姿勢を避ける段取りを身につけてきた方です。

未経験で40代・50代から挑戦する場合、資格取得は可能でも、現場作業への身体的適応にはかなりの時間と工夫が必要になります。ご自身の身体特性と相談したうえで判断することが大切です。

1日の流れ・働き方の実態

電気工事士2種の1日は、朝5時台の集合が一般的で、現場到着後に棟梁や職長の指示で作業を開始し、夕方16時頃に終了する流れが多く見られます。雨天中止の日給損失や移動時間の無給扱いが、実質時給を下げる要因になりやすい点も知っておきたい現実です。

働き方の「拘束時間」と「賃金対象時間」のズレは、給与明細だけを見ていると気づきにくい部分です。特に直行直帰型の会社では、朝の移動と夕方の帰社が無給になるケースもあり、実質的な稼働時間は記録より1〜2時間長くなる傾向があります。

時間帯 新人時代の業務例 経験3年目の業務例
5:00〜7:00 道具準備・材料積込・移動 安全点検・部材確認・段取り指示
8:00〜12:00 配管敷設・ケーブル通線補助 分電盤結線・図面照合
13:00〜16:00 仕上げ補助・清掃・搬出 動作確認・是正指示・後輩指導

天候と賃金の関係|雨の日の損失

屋外工事や新築現場では、雨天によって作業が中止になることが一定頻度で発生します。日給制や日給月給制の会社では、雨天中止の日は賃金が発生しない、あるいは減額されるケースがあり、月に数日の中止が重なると月収が数万円下振れすることも珍しくありません。

この収入の不安定性は、家計を支える立場の方にとって心理的な負担になりやすい要素です。会社選びの段階で、雨天時の扱い(有給振替、屋内作業への切替、休業手当の有無)を確認しておくことが重要です。実際の働き方について気になる点は、業務内容・施工事例はこちらからもイメージいただけます。

通勤・移動が給与に含まれない仕組み

電気工事の現場は、日によって場所が変わることが多く、朝の移動に1時間以上かかる日もあります。この移動時間が労働時間に含まれるかどうかは会社の就業規則によって異なり、含まれない場合は実質拘束時間が長くなります。

例えば、5時に集合して7時に現場着、16時に作業終了、17時に帰社という日は、賃金対象は8時間でも実拘束は12時間となります。この差を把握したうえで、給与額を時給換算してみることで、条件の妥当性を判断しやすくなります。

『続ける人』と『辞める人』の適性の違い

電気工事士2種で3年以上続く人は、身体の耐性が比較的高く、先輩との関係構築が上手で、初期段階の低給与を中期視点で受け入れられる傾向があります。一方、早期離職する方は、短期の給与満足度を重視し、対人関係や身体負担への耐性が課題になりやすい傾向です。

ここで大切なのは、「向いていない」ことが悪いのではなく、自分の特性を早めに知ることで、キャリアの選び直しがしやすくなるという点です。以下に、続ける人と辞める人の傾向を整理します。

特性 続ける人の傾向 辞める人の傾向
給与への向き合い方 3年後の月給30万円台を中期目標に据える 初年度から月25万円以上を期待
身体面 体力に余裕があり、ケア習慣がある 腰・膝に不安があり、疲労が抜けにくい
対人関係 質問・報告をこまめにできる わからないことを抱え込む

体力・身体の頑健さが最優先要件

腰痛の既往歴がある方、膝関節が弱い方、粉塵アレルギーがある方は、現場作業の継続が難しくなる場面が増えます。もちろん、装備や作業内容の工夫で軽減できる部分もありますが、根本的な身体特性は変えられません。

体力面に不安がある場合は、入職前に自分の身体特性を棚卸しし、続けられそうな作業範囲・環境かを見極めることが重要です。一般的に、屋内作業中心の盤製作や検査業務など、資格を活かしつつ身体負荷を抑えられる職種も存在します。

先輩との関係構築力が3年の分かれ目

電気工事の現場では、先輩からのOJTが技術習得の中心です。指導方針が丁寧な会社であれば、3年で一通りの作業を任せてもらえる水準に到達しやすくなります。一方、高圧的な指導が続く現場では、技術習得よりも先に心身が疲弊してしまうケースも見られます。

会社選びの段階では、可能であれば見学や体験入社を通じて、先輩職人の雰囲気や新人への声かけを観察することをおすすめします。人間関係を起点とした離職は、給与面の不満よりも多い傾向があります。

資格取得が全てではない|キャリア選択の判断基準

電気工事士2種は電気工事に従事するための必要条件ですが、キャリアの選択肢は現場作業だけに限られません。施工管理・営業・盤製作・検査など、資格を活かした多様な進路があり、3年以内の早期判断が心身のリスク軽減とキャリアの幅を広げる鍵になります。

「やめとけ」と言われる仕事に飛び込んだ後、どうすれば納得できるキャリアを築けるのか。その答えは「現場作業を続ける」だけではなく、「資格を活かして別の役割に移る」という選択肢も含めて考えることです。

現場作業を続ける場合の給与アップ戦略

現場作業を続ける道を選ぶ場合、給与を伸ばすための基本戦略は「技術の幅を広げる」「上位資格を取る」「会社選びを見直す」の3つです。地域の求人票を見ると、経験を積んだ職人には月給30万円前後、独立して自ら受注を取れる立場になれば、さらに上のレンジの求人も見られます。

ただし、これは全員が到達できる水準ではなく、会社の規模・エリア・技術習得の深さで大きく変わります。第一種電気工事士や施工管理技士など、上位資格の取得を目指すことで、任される仕事の幅と単価が広がる傾向があります。

別職種へのシフト|施工管理・営業への転向

現場経験を2〜3年積んだ後に施工管理職へ転向すると、屋内デスクワークと現場管理を組み合わせた働き方が可能になります。給与レンジも安定しやすく、身体負担の軽減と収入の両立を図りたい方に選ばれています。

営業職への転向は対人スキルが問われますが、電気工事の実務を理解している営業は顧客からの信頼を得やすく、給与上昇の道筋が明確です。「現場が合わない」と感じた場合、早めに次の選択肢を検討することで、精神的な消耗を防ぐことができます。キャリア相談を含めた採用に関するご質問はお問い合わせはこちらから承っております。また、当社の事業内容については業務内容・施工事例はこちらもあわせてご覧ください。

よくある質問(FAQ)

Q. 給与が思ったより低いですが、続けるべきですか?

A. 初年度の手取り16〜20万円は業界の一般的な水準で、3年目で25〜30万円が目安です。給与以外に技術習得の実感があるかが判断軸になります。動機が給与のみなら、施工管理職への転向も選択肢です。

Q. 身体が弱めでも続けられますか?

A. 真夏40℃超、真冬の屋外作業が常態化するため、体力に不安がある場合は屋内中心の盤製作や検査業務など、資格を活かせる別職種の検討をおすすめします。入職前の自己診断が重要です。

Q. 別業種に転職するタイミングは?

A. 取得直後または1年以内は転職市場での柔軟性が高い傾向です。3年目以降は「現場経験者」としての評価軸になり、全く別業種への転身は難しくなる傾向があるため、早期判断が選択肢を広げます。

この記事を書いた理由

著者 – 株式会社柴電設工業

電気工事士2種を取得したばかりの方から、よくご相談いただくのが「思ったよりきつい」「給与が想定と違う」といった声です。夢と現実のギャップに戸惑う段階で、冷静な判断材料をお届けしたいと考え、この記事を作成しました。

「やめとけ」という言葉の背景には、それぞれの現場のリアルがあります。続けるか、別の道に進むかを迷っている方が、後悔の少ない選択をするための一助になれば幸いです。

会社概要・アクセスはこちらからご確認ください。

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